【レビュー】まるで動くゲームブック!『Hand of Fate』

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ローグライク+カードゲーム+アクションRPG+テーブルトークRPGの要素を組み合わせた、斬新で意欲的な作品!

概要

Hand of Fate』(ハンド オブ フェイト)は、ローグライク+カードゲーム+アクションRPG+テーブルトークRPGの要素がミックスされた、既存のジャンルに収まらない挑戦的な作品だ。

ストーリーでは多くは語られず、何故ここにいるのか?何のためにこれをするのか?などは明かされないまま、ディーラーの男に導かれるままステージに挑んでいくことになる。
何故?を自分自身で理由づけしていく(あるいは敢えてしない)というスタンスは、プレイヤー側の想像力に任せるというテーブルトークRPG的なあり方だろうか。

Hand of Fateは、「Defiant Development」というオーストラリアの会社が開発している。『Hand of Fate』の他に目立った作品はない様子だが、今後の開発に期待がもてる会社だ。

日本語情報

公式で日本語に対応しているので心配いらない。

訳の出来具合はそれなりで、自分が遊んだ範囲では未翻訳の部分も見当たらなかった。
時どき、雰囲気に合わない訳や直訳っぽくてよく分からない訳もあったが、小さな開発会社のゲームの翻訳にしては比較的よくなされていると思う。

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ディーラー(奥のNPC)が色々喋るので面白い

良かった点

新感覚のゲームプレイ

ゲームブックというものをご存じだろうか。
形態は書籍なのだが、ページに物語が書かれており、さぁこのとき貴方ならどうする?こっちの選択肢を選んだなら何ページに行け。そっちの選択肢を選んだなら何ページになどと指示されて物語を進めていく遊びである。

Hand of Fateは、まさにゲームブック的な体験ができる作品だ。
テーブルトークRPG的なものを1人で遊ぶのなら、ゲームブック的になるのも必然なのだろうが、これがなかなかに面白い。そして懐かしい感覚がするのだ。

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ゲーム中、常に選択と決断に迫られる

ランダム性とカードデッキ

このゲームの進行は、裏返しに敷かれたカードの上を駒で進めていく方式でおこなわれる。
カードは何らかのイベントカードであり、駒を進めるたびに、戦闘や次の階への出口、アイテムを得たり失ったりなどのイベントが起きる。最後の階にはボスカードが紛れており、これにたどり着いて倒せればステージクリアになる。

カードデッキはステージ開始前に組み立てることができるため、有利な状況を作りやすいようにイベントやアイテムのカードを取捨選択できる。
しかし必ず良いカードを引けるとは限らず、自身の引いた手札のなかで最大限の力を発揮するように立ち回るのが楽しい。

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デッキ組み立ての画面。推奨設定で自動化もできる

百万回遊べる

ローグライク的と言ったのは、ステージ生成のたびに通路の形がかわり、置かれているカードも変わり、装備などの自身の状況も変わるという体験ができるからだ。

13個のステージからなる「ストーリーモード」の他に、ゲームオーバーにならない限り延々と遊び続けられる「エンドレスモード」(ステージ3か4をクリアするとアンロックされる、はず)もあり、常に新しい感覚で何回でも遊べるゲームデザインもまたローグライクの良いところを受け継いでいると言えるだろう。

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さて、左か下か。どちらから進む?

気になった点

全体的なもっさり感

このゲームは全体的にもっさりしている。

まず、カードドローの描写が飛ばせないので、イベントで頻繁にでてくる「大失敗」~「大成功」カードを選ぶまでの描写にイラつきを覚えることがある。
また、ショップカードでショップを開くときに、いちいちロードを挿むのでもたつきがある。

アクションパートでの戦闘は、比較的頑張っていると思うが、スタイリッシュ感が足りないような気もする。
アクション特化のゲームではないので、多くは要求すべきではないのだろうが。

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カードシャッフルは目で追えないこともないのだが……

単調すぎる序盤

ゲームの肝心である序盤のプレイがあまりに簡単で単調なため、「何だこの程度のゲームか」と思われてしまわないか心配だ。

中盤から歯ごたえが出て来て、終盤には何度もゲームオーバーになるなどのやり応えのあるゲームプレイが楽しめるだけに、序盤にプレイヤーの挑戦意欲を刺激する要素が少ないのは難点と言えるだろう。

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敵と戦うアクションパート

まとめ

ゲームブック的、TRPG的、あるいはローグライク的なゲームに興味のある場合は、買って損はしないのではないだろうか。
セール時に何か変わったゲームをお探しの場合にも、手を出してみてもいいかもしれない。

私はHumble Bundleで入手したが、少なくとも1ドル以上の価値のあるプレイ体験だったと思っている。

追記:2017/10/24

2017年11月1日までお買い得!

Humble Bundleの「The Humble Down Under Bundle」に含まれており、今なら1ドルで購入できる。
期間は、日本時間2017年11月1日の午前3時まで。
欲しい方はお早めにどうぞ。

Humble Bundleの買い方は以下の記事で

https://noob-gmgm.com/humblebundle

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