【レビュー】Crusader Kings Complete

CrusaderKings マップ

Deus vult!――「神それを欲したもう!」

中世シミュレーションの金字塔!
十字軍の機運高まる中世ヨーロッパで、一族の血と領地を守り抜こう。

Crusader Kings Completeは日本語可能!

今回紹介するのは『Crusader Kings Complete』(クルセイダーキングス コンプリート)。歴史ゲームの雄、Paradox Interactiveが世に送りだした一作だ。
販売は2004年、本体と拡張パックが一緒になった『Crusader Kings Complete』は2012年の発売だ。
ずいぶんと古いゲームだと思われるかもしれない。それでも取り上げて紹介するのには訳がある。

Crusader Kingsシリーズには『Crusader Kings II』という新作もでている。
新しいだけあってUIも使いやすく、出来ることも豊富でなかなか楽しかった。
だが、有志による日本語化がうまく進んでいないことと、公式日本語訳をしていた会社が解散したことによって日本語版の値段が跳ねあがっていることにより、気軽にプレイできる環境にはないだろう。
(もちろん、英語ができる方はSteamで英語版を購入してプレイされるのが良いとおもう。)

そこで出番になるのが『Crusader Kings Complete』だ。
Steamで1000円程度で入手でき、有志による日本語化ファイルをつかえば簡単に日本語によるプレイができる。最高だ!

当ブログで公開した日本語化手順はこちらから

Crusader Kings Completeの日本語化手順と解像度の変更について

ゲーム内容

Crusader Kings イベント

時折、イベントがポップアップする

領主になりきろう!

Crusader Kingsでは封建領主の当主となり、一族の行く末を一手に領地を守り抜いていくことが目的となる。
仕えている王様が死のうが、国王から伯爵まで成り下がろうが、領地がひとつでも残っているうちはゲームオーバーではない。
問題になるのは、領地を他家に奪われてしまうこと、後継ぎが途絶えることだ。
大切なのは、とにかく一族の血をつなぎつつ、領地を奪われないようにしていくこと。

そのために最も大事なポイントは、息子にいいお嫁さんを迎えさせること。この1点につききるだろう。
もちろん自身に妻がなければ、早急に迎えなくてはいけない。後継ぎがいなければゲームオーバーになってしまうからだ。

追記:ただしくは、後継ぎが自分と同じ家でない場合には負けとなる。同じ家であれば、息子以外にも兄弟や親せきが継いでもOK。女性当主による中継ぎもできる。

Crusader Kingsでは世代交代が発生するため、次の世代のことを考えたプレイが必要になってくる。
子供にどんな教育を受けさせるか、どの息子を次の領主にするか、息子と嫁のあいだに生まれた子供を他の領地の領主に出来ないか……etc。
自身の一族の様子、国力、領地の法律など様々なことを加味した綱渡りが面白い、ハマる人にはハマるだろう。

Crusader Kings 宣戦布告

宣戦布告しないと戦争できないので注意しよう

もちろん領地の拡大に勤しんでもいい。十字軍の機運にのって、イスラム諸侯の土地を征服しにいくのもいいだろう。
特定の領地を所持するとタイトル(アイルランド王とかサセックス公爵とか)を名乗れるようになる。
伯爵から成りあがって王様になることも可能だし、いくつもの王の称号をコレクションしてもいいだろう。
ただし、どれだけ強大な国になろうとも、後継ぎの問題には常に気を配る必要がある。

上記のように、このゲームの面白さは家族関係のやりとりにあるが、一族が増えてくると管理がメンドウになるようにも思える。
でも大丈夫。複雑にからみあった関係は、ポートレイトをクリックして見れる画面からいつでも確認することが出来る。

Crusader Kings ポートレイト

自身の宮廷にいる家臣や封じている諸侯、後継者、友人や敵の一覧もみることが可能だ。
ここからさらにほかの人物のポートレイトをクリックして、その人物の人間関係をチェックすることもできる。

渋好みの地味ゲーという側面

Crusader Kings 戦闘

このようにひじょうに内容の濃いゲームなのだが、グラフィックの派手さはまったくない。
イベントが起きても1枚絵だけで、アニメーションが挿入されたりはしない。
戦争も、駒同士が殴りあうのを眺めるだけである。実際に重要なのは戦況を伝えるウィンドウ(上記画像の左側のウィンドウ)だけなので、地味さになれてしまえば何の問題もないが、昨今の派手なゲームがお好きな方にはつらいかもしれない。

逆に派手さがないぶん遊んでいて気疲れすることはほとんどなく、このゲームが気質に合う方なら何時間でものめり込めるだろう。

本作は、中世ヨーロッパ好き、歴史シミュレーション好き、はたまた世代交代するゲームが好きな方にもお勧めできる良作である。

Steamでは時たまセールがおこなわれているため安くなっているときに購入するのがオススメだ。

実際のプレイの様子

当ブログにて、実際のプレイの様子を記事としてアップしているので、興味のある方は覗いてみて欲しい。
「アイルランドの窓辺から」シリーズ(連載中)
アイルランドのいち公爵からアイルランド王位を狙うお話。

はじめに プレイレポ(以下、AAR)を通じて、Crusader Kings Completeの魅力をお伝えしようという企画。 Cru...

(2017/08/10追記)

MODもあるよ

MOD(TASS,BOPACK)の導入と日本語化については以下の記事

Crusader KingsのMODであるTASSとBOPACKを導入する方法と、日本語化についての記事。Steam版Crusader Kings Complet向け。TASS、BOPACKが再アップロードされているリンクなど。

(2017/09/04追記)